FLY TO THE FUTURE-プロローグ2-

2017年12月15日

 滑走路の使用を求めて来た自衛隊のヘリコプター

の受け入れ体制を整え、隊員を受け入れるため、

学園の部活動用の合宿所と食事を、全て無料で提供

した。

 そうして陸上自衛隊東部方面航空隊からまず野外

管制用レーダー車JTPN–P20が到着した。

 その後、多数の自衛隊のヘリCH–1、CH–

47J、UH–1Jが続々と離着陸を繰り返し、

そこから離陸したヘリは山間の孤立集落に食糧を

投下したり急病人を搬送したりした。

 さらに、民間企業からのヘリポート要請も相次い

だ。大手流通チェーンが雪により納品できず、店

内が空っぽとなった県内のコンビニエンスストア

への食品補充のため、東京からヘリで五千個の

おにぎりとパンを緊急に学園滑走路に運ぶことを

快諾。

 また、東京電力の社員を停電した地域に運ぶヘリ、

報道機関のヘリなどにも滑走路を提供した。ライフ

ラインの復旧、被害状況や安否の確認も緊急の要請

であり、これにもヘリが活躍したのだ。

 誰かがツイッターで拡散した……「ヘリが山梨県

の血管となってる!」。

そこへ血液を送り出す心臓の役目を担ったのが、

航空学園の滑走路だった。

―つづく―


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