義勇は人の不幸を放っておけない

2015年07月02日

 

 今、私たちにとって、最も身近に義勇を

意識し行動するときといえば、災害時では

ないでしょうか。震災や水害の緊急時に

助ける、助け合うことは、とてもすばらしい

義勇だと思います。

 そのようなときには警察官、消防官、

自衛官などが活躍して人命や国土を守って

くれますが、被災地に限らず遠隔地の人で

あっても、自分のことだけでなく、まわりの

人のことを考え、自分のできる限りのことを

することが大切です。

 そうやって、皆がひとつになって国難に

立ち向かっていくのが義勇だと、私は考えて

います。

 震災や水害などは発生しないほうがいいもの

ですが、こればかりは人間にはどうにもなら

ないものであり、この世はいつ何が起きるか

わかりません。私たちは、何かあったときの

ために、常に心構えをしておくことが必要です。

 東日本大震災が発生したとき、日本航空学園

もさまざまな支援をしました。被災地の子ども

たちを授業料なしで受け入れました。被災地に

バスを出し、約三十人の中学生・高校生とその

家族を山梨までお連れして、職員住宅などに

住んでいただきました。子ども二人が無償で

授業を受けて卒業し、今も給食部で働いて

くれているお父さんもいます。

 このようなことは、あえて言うことでもありま

せんが、私学としてはおそらく屈指の支援

だったと思います。

 二〇一四年二月の山梨を襲った大雪災害では、

隣近所の雪かきを生徒や職員総出で行いました。

救急運搬や食料品の配布をするにも、陸路が

閉ざされ、ヘリコプターや飛行機による手段しか

なかったため、全校生徒、全教職員で学園の

滑走路の雪かきを行い、県や自衛隊の緊急物資

輸送ヘリコプター、ドクターヘリコプター、

マスメディアに解放しました。特別なことでは

なく、緊急時には当たり前のことをしたと思って

います。

 皆さんも、どんなときでも義勇を忘れず、

誇りを持って行動してください。

災害ボランティア
 全労済のウェブサイトには、「被災者・被災地
の復興へ向けて」という連載記事があります。
そこに災害ボランティアについての記述があります
ので、少し紹介しておきましょう。

   阪神・淡路大震災の後、少し時間が経ち、
 ボランティアの活動が減る中で、「もう、僕
 たちはいらないね」というと、住民から「いて
 くれるだけで心強いんだ」と言われたボランティア
 がいたという。その言葉の中に、ボランティアが
 果たす役割が込められているのではないだろうか。
 ボランティアの最大の役割は「思いの共有」で
 あり、様々な活動に参加するだけで、その役割は
 充分に果たしているのである。遠隔地で駆け付ける
 ことができない人は物資やカンパを送る。カンパ
 を送ることができない人はメッセージを送る。
 個々人ができることをするのがボランティアである。

 ボランティアはそこに存在するだけで、絆を
可視化させ、近くにいるだけで恐怖感を緩めること
ができるのです。こうして希望を確認できたときに、
被災者は少しずつ、精神的に落ち着きを取り戻して
いきました。
 文部科学省のウェブサイトで「学生・生徒による
ボランティア活動の状況について」を検索してみて
ください。学生でもできることが見えてきます。
【全労済HP】
http://www.zenrosai.coop/reconstruction/calamity/
index.php


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