〜三章 夫婦のよい関係があたたかい家庭をつくる<夫婦の和>〜 互いに尊重し合い励まし合う

2015年05月29日

 

 この世には男と女があり、ゆえに夫婦があります。夫婦がある

から子どもが生まれ、一家を成していきます。夫と妻がそれぞれ

自分の本分(本来尽くすべき務め)をわきまえて仲良くしていれば、

一家は平和に治まります。

 ところが昨今、日本の離婚率が年々上昇しているようです。

結婚するときは誰もが離婚など考えもしないはずなのに、なぜ

そのようなことになってしまうのでしょう。

 

 離婚に至ってしまう夫婦の多くは、そもそも愛というものに対する

考え方をはき違えているのではないかと思います。夫は妻の幸せの

ためにあり、妻は夫の幸せのためにあり、愛とは奪うものではなく

与えるものだということを基本に考えれば、夫婦関係が悪くなる

はずがありません。

 それをわからず、結婚した相手に期待や要求ばかりすると、

「◯◯してくれない」という不満がたまります。

 妻は夫の幸せのためにあるというのは、たとえば夫が毎日の仕事を

しやすいように考えてあげることです。すると、夫の健康のために

毎日食べる料理を工夫する、清潔な衣服を揃える、帰ってきて

くつろげつように家を整えるなど、夫の身の回りの世話をすることも

自然の行いとして現れてきます。夫が働いていることに、感謝の

気持ちが湧いてきます。

 夫が妻の幸せのためにあるというのは、妻が生活に困らないようにし、

社会から守り、支えることです。妻がいつも家事をしてくれることに

感謝し、朗らかでいることに感謝する。夫は仕事で辛いことが

あっても、妻の心遣いに応えてがんばろうと思うのです。

 夫婦共働きであっても、それなりの役割分担、心遣いというものが

あるわけです。

 男性、女性、それぞれの特性を尊重し合って、互いに支え合えば

いいのです。

 

 昔は「女は三界に家なし」と言いました。幼きは親に従い、嫁げば

夫に従い、老いては子に従い……親にも夫にも子にも、尽くして

尽くして尽くし続けるのが女性の人生とされていたのです。男尊女卑の

時代でした。

 男性と女性では体のつくりも体力も違うので、お互いが思いやる

ことが大切であり、そうした性差別はいけません。

 現代は、女性が個性を発揮し、自分なりの人生の目的を持って

進んでいける時代になりました。つまり女性も勉強し、人生にチャレンジ

できるわけですから、夫も妻もともにそれぞれの個性を尊重し、

人生の目的を理解し合い励まし合っていくことが、仲睦まじくやって

いく秘訣といえるでしょう。


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